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 新型コロナ感染症は、要注意;オミクロン➡ステルスオミクロン

 もう新型コロナは、デルタ株からオミクロン型に変わりつつあります。
 
 オミクロンはかかっても死なないから大丈夫と思っている方がおられます。インフルエンザよりも明らかに致死率は低いのは間違いありません。またステルスオミクロンといって、次の変異株も出現してきました。

 デルタ株と違って、感染力がかなり強く、ましてステルスオミクロンはもっと感染力が強いようです。
 しかし、毒性はデルタ株がもっとも強く、それに比べるとオミクロン、ステルスオミクロンは弱いようです。

 じゃー、かかっても大丈夫だと思うかもしれません。ところが、デルタ株が終息したわけではありません。症状がはっきりしておれば、PCR検査、抗原検査などを施行して確定診断できますが、オミクロンは、症状が軽い~強いのがあるため検査なしでは診断がつきません。

 軽い風邪症状ならオミクロンか普通風邪かも区別がつきません!
 風邪症状が強かったら、デルタかオミクロンかそれ以外かも、検査しない限りわかりません。一般風邪と同じように考えるのはまだ早いと思います。
 
 どうすればいいか?
  ①;できたらコロナワクチンを打つのが望ましい
  接種しておけば、最悪デルタ株に罹患しても死ぬことはないだろう。
  ②;アレルギーなどで接種できなかった方は、もし風邪にかかったら、症状が軽いときは、自宅で3日間くらいは安静で外出しない。症状が悪化するようなら、直ちにPCR、抗原検査を受けて確定診断し、すぐに治療に入りましょう。最近は治療薬がでてきました。早く治療開始すれば、致死率はかなり低くなります。

阪神タイガース優勝ならず!

 昨日阪神が負けて、ヤクリトが勝ち優勝してしまいました。
 60年以上も前からのファンにとってこんな悔しいことはありません。

 私はもともと巨人主導のプロ野球協会がいやでした。いままで理不尽なことがいっぱいあります。「中田事件」があったので「江川のトレード」を思い出しました。ドラフトで「桑田指名事件」、清原は純粋な人間ですので、グレ?てしまいました。
 今回、私が理不尽だというのは、77勝している阪神が2位で、73勝しかしていないヤクルトが優勝しているからです。野球は勝率で順位を決めています。優勝したのは、ハッキリいって引き分けが多かったから勝率でヤクルトに軍配があがりました。スポーツは勝ち負けが本来の姿です。引き分けは評価はされていません。負けに等しいが勝ちにもなります。勝率上げるには都合がいいのです。サッカーのように勝ち点で勝敗をやりなおすと、「勝ち 3、引分け 1、負け 0」になります。
阪神は勝ち点で231+10=241、ヤクルトは219+18=237になります。実力的には阪神の方が強いわけです。コロナ禍で試合があるため、以前から比べて延長がないため引分けがおのずと多くなります。そんな状況変化に野球界がついていってないからです。
 阪神は、リベンジにクライマックスは勝って日本シリーズに出てほしいです。できれば、パリーグがオリックスになっていれば「大阪兵庫決戦」をしてほしい。もともとオリックスも兵庫ですので「兵庫秋の陣」になれば、私は幸せです!!

8歳児のボート事故にて死亡(2020年9月)について思うこと

 1年前におこったボート事故です。猪苗代湖という限られたところでおこった事故なのに、なぜ1年もかかって犯人が逮捕されたのか、不思議なはなしです。ボート事故の5時間後容疑者に会って事情聴取をしていましたが、逮捕には至っていません。決めて手は1年後の動画だったようですが、一緒に乗っていた10人も事故はわかっていたようです。口裏を合わせてみんなで逃れていたようです。 
 ここで問題なのは、容疑者は嘘を付いています。同伴者も嘘を付いています。でも、同乗者で動画を撮っていた方が申し訳ないと思い、動画を提出されたと思います。それで犯人はわかりました。1年もかかるのが不思議です。ボートを調べると痕が残っていたり、もっと専門家たちに調査を助けてもらえば、早期解決したかもしれません。その分、被害者の家族を苦しめることになります。
 犯人は刑法で罰せられますが、同乗者たちも罪があると思いますが、この場合は罰せられないと思われます。もっと早く同乗者が事故の報告をしておれば、即解決していたと思います。
 最近ジェットスキーなどで事故や未遂があります。理由ははっきりしています。経験不足と運転が下手なのが原因です。水上のルールを守っておれば、自動車ほど交通量が多くありませんので、事故はおこりません。事故をおこす前に自分でもっと特性を知り、練習をしてから使用してもらいたいのです。明石沖でジェットスキーが問題になっています。不幸な出来事がおこらないことを祈ります。

 コロナワクチン接種の現状の報告

 コロナワクチンを接種する方からの報告になります。

 今日で、ワクチン接種を開始してちょうど1ヶ月になります。当診療所での接種者数は500人を超えました(2回接種も含む)。また、集団接種にも参加しており、月に6回くらいは会場に行ってワクチン接種をしています。集団接種は2時間で60~70人くらいしています。個別・集団をあわせて私が接種した人数は、この1ヶ月で800人(のべ人数)以上になります。
 ところで小野市は65歳以上の人の予約分の接種率95%以上になっています。行政の方がほんとうに頑張ってくれた賜物と感謝しております。来週から59~40歳の接種が、来月から39歳以下の接種がはじまります。
 毎日注射を打っているため、緊張の連続! インフルエンザのワクチン接種のときと比べものにならないくらいに気を遣います。あと2ヶ月も続くと思うとますます疲れます。

 副反応の件に関しては、今のところ死亡者はいません。ただ83歳女性の姉が集団?接種後5日後に意識消失し死亡したそうです。死因はコロナではありません。
 当院の患者さんで95歳の女性で、接種後翌日39℃の熱がありましたが、解熱剤ですぐに軽快しています。接種後重症化した人は、ほぼありません。症状としては、全身倦怠、頭痛、発熱、接種部位の痛み、しびれなどがありました。

 いよいよバスツアー再開!!

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 バスツアーは、3密の条件にあてはまります。そうなれば、ヤバくないかな?

 今回のバスツアーは「コロナワクチン接種者のみ参加」になります。安心して行きましょう❣‥7月11日;8時出発 増冨さん前駐車場

 コロナワクチン2回接種済の方は、コロナにかかりにくく、かかっても軽症ですむことがわかっています。
 旅行先の人々も接種者が来てくれた方が安心されると思います。これから行くところは、福井、鳥取、島根などコロナ感染者がほとんどいないところにしています。コロナが落ち着いてきたら、和歌山、広島、三重、愛知などにも行きたいと思っています。

 バスは三菱ふそう;エアロエース・ショート(サロンタイプ型)
  

 コロナワクチン接種が64才以下も打てるようになりました!!

 小野市に関しては、65才以上の人のワクチンの予約が約90%にまで上昇しています。これも、行政の方々の頑張りの賜と感謝しています。
 ワクチンの予約は接種券がないとできませんので、いよいよ64才以下の人が対象になりました。実にありがたいことと思います。

 接種券の発送は、下記の通りの予定になっています。

   9日発送;64~60才まで
  21日発送;59~40才まで
  30日発送;39~13才まで

 6月中の集団接種は、平日は午後、土日は午前午後となっていますが、7月からは土曜日は夜間(18:00~)が追加になっています。
 早く終息させるには、できるだけ多くの方、特に若い人が接種してもらえることがとても重要だと思います。
 副反応もあまり激しいのはありませんでしたので、ある程度安心できると思います。
 集団接種、個別接種、どちらでも結構ですが、接種希望の方はできるだけ早い方がいいと思います。

 首長が高齢者より先にコロナワクチン接種をした問題

 報道によりますと、

 「新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、首長らの優先接種が問題視される一方、一般の高齢者の予約希望には自治体の現場の態勢が追いつかず、混乱が続いて・・・・」などといわれている。

 行政の首長は、とりあえず一番先にワクチンを打ってあげるべきだと思います。もし首長がコロナに感染したら、行政が一時停止することになる。代理が必ずいるとはいえ、トップと同じように指令ができるわけではないと思います。優先順位が問題となっていますが、国は年齢で区別しています。そうなれば、基礎疾患を持っている人は事情を説明してから申請をして許可がでて、やっと打ってもらえます。

 私が思うコロナワクチン接種の優先順位は
  ①行政のトップ及びワクチン業務に携わっている行政職員
  ②ワクチンを扱う者;医師、看護士及びその事務員
  ③高齢者、基礎疾患(特に糖尿病、呼吸器疾患)を有する者
  
 現在は年齢で優先順位が決まっているため、65歳未満の基礎疾患のある人は、後回しになってしまいます。ワクチン接種をしておけば、まず死亡するリスクがほとんどなくなります。
 私は首長が先にワクチン接種をしたからといって、大きな社会問題みたいにしてとらえるマスコミが情けないと思います。同じ問題にするなら、コロナの感染をくい止められなかったのがどこに問題があるか、もっと追及してほしいと思います。先進国でどんどん感染が広がっているのは、日本だけです。今までと違った対策をして、早く感染をくい止めてほしいものです。

 バスツアーの報告(3月7日)

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 兵庫県の都市部以外の非常事態宣言がとかれて、やっと動けるようになりましたので、今年初めてのバスツアーを開催しました。

 3月7日(日)に診療所を9時に出発し、「日本海さかな街」という大きな海鮮市場に行きました。今はカニがシーズンです。たくさん売っていましたが、他の海産物もいろいろありました。その後近くに昆布館があって立ち寄り、最後は篠山口の「諏訪園」にも寄って6時頃に帰ってきました。

 今回のバスツアーはいつもと違って、現役のプロドライバーが乗ってくれて運転してくれました。業務でバスに乗るより遊びでバスに乗るとこんなに楽しいものだと喜んでいました。今回のバスツアーから中型観光バス29人乗り(大型)になっています。車種はふそうのエアロエースショートになります。以前はトヨタ コースターで小型観光バス(中型)を使用していました。乗り心地など快適さがぜんぜん違います。

 次回は3月21日(日)、鳥取県のかろいちにいきます。ここはイカが有名な海鮮市場です。海陽亭という料理の美味しいお店もあります。スタバコーヒーはありませんが、スナバコーヒーがあります。興味のある方は参加してください。
 

新型コロナ感染症について

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 昨年はコロナでとんでもない年になってしまいました。まだ続いていますが、私の先輩が新年のあいさつに下記のようなことをいわれました。とてもていねいに解説してくれています。

  「 安全のための緊急のお願い」

 日本の感染者は世界から見れば数は少ないですが、専門家は盛んに医療崩壊の危機であ
ると叫んでいます。私たち医療関係者には危機的状況はよくわかっておりますが、ニュー
スなどでは一般の方々がどのくらい危険を感じているか疑問に思えます。数字だけでは別
世界のことのように思ったのでしょうか。年末も忘年会、クリスマス会などたくさんの人
出があり、2週間後の今感染者が急増していると思われます。
 私は個人的に、今まではともかく、今から後は決してコロナに感染したくないと危機感
を持っています。なぜでしょう。今まで重症者は即入院させてもらえて病院が総力を挙げ
て治療に当たりました。昨年の3月まではコロナウイルスの正体がわからず死者が多く出
ましたが、4月の緊急事態宣言で感染者が減り時間が稼げたので、治療薬や、なぜ死に至る
のかという機序もわかり対策が打てるようになりました。
 しかし、この新型コロナウイルスは非常にしたたかです。肺炎で死亡するとされていま
すが、血管にも感染して毛細血管に血の塊(血栓)ができます。免疫系が暴走してサイト
カインストーム(サイトカインとは免疫系の様々な物質)と言って、本来は人の感染など
を抑える物質が嵐のように出てきて人の体を攻撃してしまいます。これも血栓を作ります
から全身の血管が詰まり多臓器不全で亡くなりました。
 サイトカインストームには免疫系を抑える中外製薬のアクテムラが効くことがわかりま
した。血栓予防には血液を固まりにくくする薬を使用します。肺が強くダメージを受けた
らECMO(体外式膜型人工肺)で肺を休めます。ここまで読まれた方は楽勝だという印象
を持たれたのではないでしょうか? しかし実際は毎日採血して状態を把握して治療しな
ければなりません。血液サラサラの薬は使いすぎたら脳出血などを引き起こします。もち
ろん肺のCTをチェックして肺炎治療にできる限り効果があるとされる薬を使います。EC
MOは機械があればいいというものではありません。医師でも使いこなせる専門医は数が
少なく、勿論私など使い方も知りません。そしてECMOを回すと24時間医師、看護師、臨
床工学技士などがつきっきりで対応しなくてはならないのです。一人の患者に10人以上必
要です。
 さて今述べたことは主だったものですが、もちろん入院しなければ治療を受けられませ
ん。コロナ対応の入院病床がひっ迫してきたと毎日言われています。東京都は60%を超
えたといわれましたが、一つの病院に10床コロナ対応の病床があるとすると、7床埋まっ
たと思わなくはなりません。あと3床あると思われるかもしれませんが、感染者が増える
と全部埋まるのはすぐです。10床全部が埋まったら、いくらお金を出すといっても入院
することはできないのです。そうしたら今まで読まれたきめ細かな治療はもちろん受けら
れず、救えた命が失われる事態になります。これが医療崩壊です。
コロナの患者さんで救急車が出払ったら心筋梗塞や脳梗塞で救急車を呼んでも来てくれま
せん。ご自分がそのようになったことを想像してみてください。高熱が出ても救急車は来
ないかもしれません。乗れたとしても病院をたらい回しになるかもしれません。病院が悪
いのではなく一杯なのです。ご自分のこととして考えてみてください。自分のためにも医
療のためにもこれからは絶対に感染しないよう、感染の確率の高い行動を控えてくださる
ようお願いいたします。家族も別々に食事をしたほうがいいかもしれません。
マスクは不織布のサージカルマスクをお互いにつけていれば80%感染を防止できるという
ことです。なるべく布ではなくサージカルマスクをつけてください。鼻が出ていたらウイル
スは入ります。しっかりつけても80%です。あまり近くで大きな声をださないように。プ
ラスチックの顎マスクは全く効果がありません。上からウイルスが全部出てきます。顎マス
クをつけている人には3m以内は近寄らないほうが安全です。ぜひ気を付けてください。

昨年12月から世界各地で新型コロナワクチンの接種が始まりました。史上最速の速さで承
認されたので、効果も副作用も未知数です。怖いから受けないという人も沢山います。
しかし今人類が持っている武器はワクチンしかないのです。どこの国も緊急事態宣言を繰り
返し感染者の数が減ると解除してまた感染爆発しています。そのたびに経済の打撃はひどく、
この繰り返しだけでは経済がじわじわと死に至ることになりかねません。
日本も同じです。毎日飲食店の窮状がテレビで流れています。今回の緊急事態宣言ではなる
べくたくさんの補償を出してもらえることを願います。でも飲食店だけではなくどんな業種
も打撃を受けています。セーフティーネットも大事です。
たくさんの予算が計上されましたが、これらのお金は未来の世代からの借金です。コロナが
収まったら戦後の復興期のようにがむしゃらに働いて次の世代の負担を減らしてあげなくて
はなりませんね。
オリンピック、パラリンピックが今年開催できないと4兆円の損失だそうです。ワクチン接
種をしない日本に各国の人は来ず、オリンピック、パラリンピックは開催できないでしょう。
私は半分を自分のため、半分を社会のためにと思ってワクチン接種を受けるつもりです。

 新型コロナ感染症は、要注意!! 

 今年は、「新型コロナ感染症」で始まり、「新型コロナ感染症」で終わる1年でした。コロナ感染症自体は、全体像として悪化傾向にあります。特にコロナのために飲食業、観光業、交通機関など大打撃のところが多々ありました。我が診療所もコロナ感染予防にスタッフ一同頑張っております。
 ところで、コロナ感染の対策として、換気機能付きエアコンを導入しました。入口には顔面用の体温計、消毒液を設置しています。
 ただ申し訳ないなのは、有熱者及び感冒様症状の方の入室はお断りし、電話対応させてもらっています。コロナ感染患者さんが入ってこられると、とても対応できません。インフルエンザの検査もコロナと区別がつきませんので、検査はしていません。現在の時点ではインフルエンザは流行していませんので、安心してください。
 
 コロナワクチンが当院でも打てるようになったときは、できるだけ早く打つようにするつもりです。来年は安心して外出できる年にしたいものですね。