記事一覧

 インフルエンザワクチンの接種料金で・・・(続き)

 10年以上前に、とんでもなく安い値段でワクチンを打っていた時代がありました。当然原価割れですが、数千人は打ちました。表向きにはなにもなかったようですが、料金の調査があり、神戸新聞に安い値段でワクチン接種をしている医療機関(小野市の医院)があると載ったことがあります。
 100万円以上の赤字がでましたが、あまりにも来院の方が多くて、日常の診療ができなくなり安い料金での接種はその年でやめましたが、そのお蔭でインフルエンザワクチンの価格破壊が始まりました。一つはあまりにも、インフルエンザワクチン接種率が悪かったので、接種率がどのくらい上がるか、思い切って価格破壊してみました。そしたら大阪や姫路からも家族で打ちに来る方もでてきました。当然小野市の方が一番多かったのですが、インフルエンザが流行していたとき、三木市、加東市(当時は加東郡)には流行していても小野市はあまり流行していなかったのを記憶しております。ちょっとは世の中に役立つことをしたなと思っていました。
 ところで、ヤミカルテルみたいに埼玉県の某医師会は書かれていましたが、医者がカルテルを結ぶほど足並みが揃いません!また、売上が100万円までにもなってませんし、大した問題でもありません。当院は数千人にワクチンを打ち、赤字が100万円以上でしたので、こちらの方がよっぽどお騒がせな医療機関です!!