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 12年間往診していたと人にお別れをしました。

 Fさん(女性)86才で今朝5;10に亡くなられました。

 平成12年にK病院から尿バルーンを留置されたまま退院し、歩けず、74才ですでに寝たきりになっておりました。

 直ぐに往診に行き、バルーンカテーテルを抜き、オムツにして歩行訓練を開始しました。思うように力が出てきませんので、マッサージを頼んだところ、筋力が回復し少し歩行可能となりました。

 約一年後、ダンボールにつまずき、左大腿骨頚部骨折をやってしまい、また寝たきりに逆戻りになりました。O病院の整形外科に入院し、左大腿骨骨頭置換術をしてもらい、また歩くことができるようになりましたが、5年以内には寝たきりになってしまいました。

 今年になって、トコヅレができ、全身状態は悪化し、本日人生の終止符を打たれました。

 ご冥福を祈ります。お疲れさま、天国でゆっくりお休みください。